意思決定支援に配慮したチャレンジ…個別支援計画作成事前会議

支援員ブログ頑張って更新中…

9月は上半期の締めの時期であり、私どものような福祉の現場では上半期の支援の進捗を確認し、支援計画を見直して新たに下半期に向けて準備をするという時期になります。

その個別支援計画を見直し…作成するにあたり、個別支援計画作成事前会議というものを実施しており、今週は、女性グループ・男性グループ・日中支援(生活介護)と、この3日間会議三昧で意見交換が行われました。

会議は総合施設長はじめ、施設長・支援部長・支援課長・支援主任や副主任…看護師・管理栄養士・生活支援員と様々な職種が集まって開催されました。

ただ、職員が意見交換を熱く交わすだけでなく、タイトルにある通り「意思決定支援に配慮したチャレンジ」ということで、個別支援計画作成にあたりご本人の意思をしっかりと反映できるようにということで、試行錯誤しながら日々の支援に取り組んでおります。

本来的には会議にもご本人が参加するという位置づけもあり、前回の会議では試行的にご本人様に同席いただく場面を設けてみましたが、職員が大勢いる普段の環境と違う環境から緊張でなかなか思うような発言に繋がらない場面も見られ、今回は『ICTを活かしたハイブリッド型』で支援部長が会議途中にタブレットをもって施設内でご利用者様にインタビューをして、会議場所とつなぐ形のチャレンジを行いました。

ただ、それで充分とは思っておらず、色々なやり方を模索していくというスタンスで、オンラインだけでなく、ご本人様にも何名かは会議場所へご案内し、実際に同席いただくという『ハイブリッド』で対応させていただきました。

「意思決定支援」や「意思形成支援」はただ話を聞くだけでは成立はしませんし、特に施設入所のご利用者様においては意思表出がなかなか難しい方もおりますので、ついつい目の前にあることだけに囚われがちになってしまいます。

しかし、どんな状況においても「そこに意思はある」と考え、「わからない」ではなく「寄り添っていくこと」が大切になりますので、職員皆がご利用者様の意思に寄り添おうとする場面としてこの会議は大きな意義があるのではないかと考えております。

また、入所施設が陥りがちな支援計画として「継続…継続」でイノベーションを放棄してしまうことがとかくあるわけですが、何かあるかもしれないという変化や気づきに着目した支援に繋がる可能性として、意思決定支援の機会は大きな意味を持つことと感じるところです。

この会議を経て、少しでも充実した支援に繋がる様にみんなで協力していきたいと思います。

動画も少しですが作っています→https://youtube.com/shorts/__BpLbG6Giw?feature=share

オンラインハイブリッドの会議の様子…続きの写真をどうぞご覧くださいませ↓↓↓

 

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コメント: 2
  • #1

    (金曜日, 06 9月 2024 08:52)

    大変工夫されていますね!

  • #2

    翌檜髭じいさん (木曜日, 12 9月 2024 12:11)

    意思を尊重しながら、その人らしい人生が送れたらいいですね。

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